2010年5月9日日曜日
現代の金融入門 池尾和人 【おすすめ】
これが1996年に書かれてるのか。学者ってすごいな。
なんちゃらセミナー大会で慶応のゼミがそういうなまえだったなと思った。
オフバランスってなんか「飛ばし」みたいな会計操作てきなものかと思ってた。
【備忘】
そもそも変化とは、ある意味では、このように二律背反的なものであるかもしれない。
変化とは機会を与えるものである。その機会を活かすことに成功すれば、
著しい成長を遂げることも可能である。しかし、変化に適応する意欲と能力を欠くならば、
取り残され、それまでの繁栄を極めていたものが衰退してしまうということにもなりかねない。
日本語の「危機」という言葉は、端的に変化のこの二面を表す文字からなっている。
新規の投資機会にかかわる資金調達だけを、企業のバランスシートから完全に分離(オフバランス化)
して行うことである。換言すると、企業単位のファイナンス(企業金融)を行うのではなく、
資産単位のファイナンス(資産金融)を行うのである。
最適な企業規模は、内部調整コストと外部調整コストの総和を最小化する大きさであると考えられる。
通貨スワップとは、異なった通貨建て(例えば、円建てとドル建て)のキャッシュフローを交換する取引である。
日本の企業がドル建ての債券を発行したときに、ドルと円の通貨スワップを同時に組めば、実質的に円建てで資金調達したのと同じになる。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿