2010年5月16日日曜日

アルキメデスは手を汚さない 小峰元

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

東野圭吾が小説家になろうと思った契機らしい。
アルキメデスのなぞをずっとかんがえてたけど、
最後までわかんなかった。なるほど。そういうことか。
新聞の投書の偶然はやりすぎ。

【備忘】
・怯えた色が頬をかすめて、表情が一瞬、子供っぽくなった。
 野村は同調するように首を振って、それで、と促した。
・傷のない死顔は、通常、なんの凄味も認められない皮膚こそ蒼白になるものの、筋肉は弛緩して、表示は平になる。
 従って病死であろうが事故死であろうが、死顔は微笑したような穏やかなものに変わる。いわゆる仏顔になるのである。