
なんでこのひとはこんなにもてない人の気持ちが分かるのだろう。
思考回路をなぞることができるのだろう。
さらにそれを突き詰めていくことが得意のなのか。
自分のことを客観的にみれなくなるところとか。
自分も犯人に共感していたはずだったけど、
覚悟が甘かった。女はそれでも裏切ってく。
最終ページでまじ泣き。
【備忘】
・自分のような人間がこの美しい女性と親密な関わりを持てることなど、今後一切ないのだ。今こそすべての知恵と力を総動員して、彼女たちに災いが訪れるのを阻止しなければならない。
・「はい、あたしです」すぐに靖子の声が返ってきた。石神からの電話だとわかっている口調だった。そのことが彼は何となく嬉しかった。