
伊良部をはじめて面白いと思った。
そういう意味では直木賞なだけはある。
まじめだと病気になる時代なので非常識に憧れる?
まじめで病気にはなりたくない。
確かに。わかったところで治療に役にはたたないかもだけど、
できることが話を聞くことなのでやってしまいがち。
【備忘】
・おまけに、食欲がないのを知っていて好物の金目鯛の煮つけを供したりする。半分残すと尚美はよろこんで皿を引き寄せるのだ。
・どうやら伊良部は自分と同じ道を歩んでいるらしい。和雄は自分の熱中ぶりが正当化されたような気になった。
・佐代子の住んでいる方角は見ないようにしてきた。
・「生い立ちがどうだとか、性格がどうだとか、そういうやつでしょ。生い立ちも正確も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」