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このひとのひとりごとが限りなくかわいい。
好みはふとめでやさしそうなの。
読んでいてまた例のごとく、だめだよそんなのについていっちゃとか思う。
だんだん無防備すぎで辛くなってきた。
いや単純に自分がかわいいと思う人が手を出されてるのがつらいだけか。
まだ名前変わってなくて、よかったとか思うのと同じ。
というかさすがに、あまりに着いて行き過ぎていて
途中で「軽いだけかも」と思う。
物語の確信に迫る前に読むのをやめる。
そういうのは人生に一度だけだから事件だし物語になるのに。いっぱいはいらない
新宿のギャップの前で座り込ん読んでいた。
ふと顔をあげたら知らない女に頭を下げられた。
もちろんわたしのうしろの男に向かってだったけど。
【備忘】
・それまでは、むしろ写真は嫌いだった。撮るのも撮られるのも、なにか一方的な感じがしたし、刺すようなシャッター音も怖かった。
・「友達に、酒井君っていう子がいるんだ」怜ちゃんからのアドバイス。まずは、ほかのクラスメイトたちとわかりやすく差をつけよう。
「え、俺と同じ名字なんだ。偶然だね」と彼はまったく嘘に気づかずに、言った。
「だからさ、ややこしいから彌生君って呼んでもいい?」
・私は吐き出すように、馬鹿、と呟いた。自分に対してなのか、彌生君に対してなのか分からないまま。
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