
【要約】
元請けから無理を言われる製造業の底辺を担う下請け町工場の40親父。
カツアゲや工事現場荒らし、パチンコでその日暮らしの風来坊。
都銀に入ったものの腐敗した組織で最低上司のセクハラに悩むOL。
それぞれが人の良さにつけこまれたり、騙されたり、理不尽な扱いを受けたりしながら、
最低の生活を送っていた。が、事件が3人を結びつけ、展開はあらぬ方向へ・・・
【深読み】
日々生きていて、人の自己中さ加減とか、ずるさとか、まの悪さとか。
それが一辺におしかけてくるありえなさとか。
そういうのがいーっぱい書いてある。
それが面白いのは完全に他人ごとだから?
製造業のおっさんに感情移入をしたので、
やるべきことがいっぱいあってあーもうどうにかこの状態から逃げたいという感情にやけに共感。
うまい。最後までさらっといけた。
【備忘】
・小さい方の給湯室の客はお茶だけでいいことになっている。
・溜息が出た。死ぬのも生きるのも、全部いやだった。
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