2010年11月28日日曜日

塩狩峠 三浦 綾子

塩狩峠 (新潮文庫)

【要約】
読書会ブログで紹介されていた。
母と離れて暮らしたり、祖母・父が急死したり、
環境や生来の性格により悩み多き少年時代を過ごした信夫の一生。
最期はほんとに劇的。
【深読み】
主人公に感情移入してたので婚約破棄をされたことを喜んでしまった。
その理由が病気になったってことだったにもかかわらず。
やっぱり考え事を出来事として書いている。
それにしてもオチまでを引っ張りすぎでは?
【備忘】
・今の信夫にとって、吉川はひとつの良心の基準でもあった。
・岸本は気持ちの大きな男で、誰もが甘えたくなるようなふんいきを持っていた。
・ふじ子からの手紙はいっそう短くなって行った。それはちょうど、ふじ子の命が次第に残り少なくなっていくようなそんな心もとない感じであった。

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